子どもが幼稚園に通いだして、環境慣れてくると、気になるのは“習い事”です!
幼稚園やこども園では、通常保育が終わった後に、外部の先生が教えてくれるお教室が増えています。
我が家では、年中(4歳児クラス)から年長(5歳児クラス)の卒園までの2年間、「学研の幼児教室プレイルーム」に通いました。
我が家は、2年通わせて本当に良かったです!
「学研プレイルーム」に通ったおかげで、文字を書くことが上達し、計算や時計の見方も早い頃からできるようになったからです。
通常の学研教室と何が違うのか、学習の効果はあったのか、体験談を詳しく紹介します。
子どもを「学研プレイルーム」に通わせようか、迷っている方の参考になれば嬉しいです!
学研の「幼児教室プレイルーム」とは園内の習い事!
「学研プレイルーム」とは、学研教室の課外コースで幼稚園や保育園、こども園で開設している教室です。
「オリジナル教材」「少人数での集団指導」「幼児専門の先生」の3つをコンセプトに、子どもたち一人ひとりの学力や考える力を伸ばしていくことを目的にしています。
指導時間
- 1回60分(または90分)
- 月3~4日(週1回)の年間40回
- 1クラス15人前後
60分ずっと机に座って勉強するのではありません!
カードや形パズル、おはじき、時計を使って学ぶ時間もあり、集団指導ならではの、楽しく学べる工夫がありました。(プリント以外の教材は貸出式)
入会金&月会費
入会金 | 税込6600円 |
月会費 | 税込6600円(年少) |
税込7150円(年中・年長) |
月に3.4回のため、1回の指導で約2000円。
年間にすると、約9万円の習い事になります。
入会時には、プレイルーム専用にトートバッグをもらえました。
教材プリントの他に、ひらがな表の下敷きや絵本などもらったことはありますが、個人指導の「学研教室」や幼児向けの通信教育に比べると、少し費用は高いと感じるかもしれません。
追加で教材の勧誘などは一切なかったので、ご安心ください!
指導者の先生について
1クラスにつき一人の先生です。4月のみ補助の先生がつくときもあります。
3年間担当されることが多いのですが、子どもが通っていたプレイルームでは、家庭の都合で退職されたため、年長で先生が変わりました。
担当した二人の方は、それぞれ40代の優しい先生で子どもも大好きでした。
実際に小学生の子供がいるお母さんでしたので、保護者にとっても話しやすかったです!
わかりやすく勉強を教えながらも、遊び始めてしまう子どもにはしっかり注意をし、頑張ったときはしっかり褒める。
小学校の先生より優しく、幼稚園の先生より甘くないといった印象を受けました。
ただし、指導者のレベルや人柄は各教室によって違うので、一度どんな先生が教えているのか見学されることをおすすめします。
年中&年長の学習内容
・文字の集合体としてのことば、ことば遊びを通して、国語の基礎力をつける
園児向けコース|学研幼児教室 (gakken.jp)
・推理したり考えたりする経験をする
・文字を読み、書く力をつける
・物をしっかり観察する力をつける
・数の合成・分解を通して、数のしくみを理解する
・聞きとる力をつけていく
・図形や量に関心をもつ
年中では「ひらがなの読み書き、10までの数え方、時計の読み方」が中心。
年長になると年中で学んだことの発展学習で、「ひらがなの復習やカタカナ、反対言葉、数字を計算式で答えを導くこと」などを学びます。
「学研プレイルームの口コミ」メリット&デメリット
子どもが年中と年長の2年間、課外授業「学研プレイルーム」に通った経験から、メリットとデメリットを紹介します。
「学研プレイルーム」5つのメリット
学研プレイルームのメリットは5つあります。
- 送迎の必要がない幼稚園内の習い事
- 発表することに慣れる
- 学期ごとに参観もある
- 個人に合わせたアドバイスや相談もできる
- 文字を書くことが上手になる
送迎の必要がない幼稚園内の習い事
幼稚園の保育が終わった後の教室を使って、プレイルームの先生が来て指導をしてくれます。
子どもが“慣れた環境”で、“同じ幼稚園のお友達”と楽しく学ぶことができるのは、最大のメリットです!
働いているわたしにとっても、送迎がいらないので安心して習わせることができました。
専業主婦のママ友も、いつもより1時間遅くお迎えに行くだけでいいので、たった1時間でも楽になると話していましたよ。
発表することに慣れる
学研プレイルームは集団指導型の学習のため、小学校前の準備として最適!その理由のひとつが、発表することに慣れることができるからです!!
手を挙げて、先生に「○○くん!」「○○ちゃん!」と当てられて、初めて答えを言います。“手を上げて発表すること”は簡単なようですが、最初のうちは恥ずかしがってできません。
発言が平気なタイプであっても、思ったことをすぐに言うのではなく、手を上げてから答えを発表することが、慣れるまでは難しいです。
我が家の娘は、問題の意味が理解できなかったり、間違えてたらどうしよう不安だったりして、なかなかすぐには発表できないタイプです。
プレイルームのクラスには、正解がわからなくても思いつきでポンポン言うタイプの子もいたので、刺激を受けることで、次第に発表できるようになりました。
少人数のため、全員が答えられるように先生も配慮してくれますよ。
学期ごとに参観もある!
一般的な個人指導の塾の場合は参観はありませんが、学研プレイルームには「参観日」があります!
通常は学期単位で参観日があり、父母はもちろん小さな兄弟も1時間のすべての指導風景をすべて見ることができます。
年長の最後の授業日には、教室内で「プレールーム修了式」も開催してくれました!
内容はちょっと感動的だったので、卒園まで通う方のお楽しみです。
個人に合わせたアドバイスや相談もできる
集団指導ですが、少人数のため、子ども一人ひとりに合わせた指導やアドバイスをもらえます!
プレイルーム終了後に、先生がどんな授業をしたのか軽く説明してくれるのですが、質問や相談も気軽に受けてくれます。
わたしは普段は仕事のため、終了後のお迎えには行けずに「預かり保育」だったのですが、個別にお手紙を何度ももらい、丁寧に指導してくれました。
>>>『幼稚園・こども園「新2号認定」でパートで働く!預かり保育を解説』
文字を書くことが上手になる
例えば、数字の計算では「1」ではなく「|」とまっすぐに数字を書きます。
「り」というひらながひとつとっても、「はね」と「長さ」に注意しなければいけません。
家庭学習でもひらがなを覚えることをできますが、「止め・はね・長さ」など、書き方の癖がつくとなかなか取れません。学研プレイルームでは、しっかりと具体的に教えてくれるのです。
文字ひとつひとつを丁寧に添削してくれたため、小学校入学前に正しい文字で上手に書くことができるようになりました。
「学研プレイルーム」3つのデメリット
学研プレイルームのデメリットを3つ紹介します。
- 集団学習が合うかどうかは子どもの性格にもよる
- 振替指導はない
- 宿題は少なめ
集団学習が合うかどうかは子どもの性格にもよる
年齢に合わせて学習をするため、個人のペースで課題を進めることはできません。
先取り学習をしたい勉強スピードが速い子どもや、逆にマイペースな子どもにとっては、集団学習がしんどく感じられるかもしれないでしょう。
実際に、年中1学期に14人いた園児は、夏休み明けには11人に減りました。
振替指導はない
子どもが体調不良でお休みした場合は、振替はありません。
園によっては、夏休み期間に2.3回の教室があるのですが、旅行や帰省に重なっても日程変更はできないので、お休みすることになります。
お休みした時の教材(プリント)を受け取るだけになります。
ただし、警報時の休校やインフルエンザなどの学級閉鎖でプレールームができなかった時は、90分の2回にして指導時間を延ばすなどして、学習指導の調整をしてくれます!
宿題は少なめ
宿題のプリントを年中では2、3枚、年長になると4枚ほど持ち帰ります。
表面は教室でしているので、裏面(表面の続き)を家でするという場合が多いのですが、習ったことの復習のため、やる気があればすぐに終わります!
宿題足りないという時には、市販のドリルもさせていたこともありました。
小学校入学前にしっかり勉強させたい場合には、学研の宿題だけでは少ないと思っておいた方が良いでしょう。
【関連記事】
>>>「説明会で聞いた「小学校入学までに身につけたい生活習慣と勉強」」
学研プレイルーム卒園後はどうする?
学研プレイルーム卒園後は、3つの選択肢があります。
学研スタディルーム
小学校低学年向けに、集団指導の「学研スタディルーム」という教室があります。
プレイルームの延長で、小学生になっても、同じ園で放課後に学ばせることができるのですが、あいにく開講している園が少ないのが現状です。
先生も話していましたが、小学生になると進学に向けた塾も増えるため、競合が多く、なかなかスタディルームの開講には至らないそうです。
逆に言えば、プレールームからスタディルームまで開講してくれている園なら幸運ともいえますよ!
学研教室
集団学習するプレールームとは違い、プリント学習を中心とした個人指導の「学研教室」があります。
決められた曜日の好きな時間に通い、無学年方式で、子どもの学習ペースに合わせて学びます。
プレイルーム卒園生だと「入学金無料+入学特典(文房具など)」の特典があります!
同じ学研グループでも、学習スタイルは全く違うので、子どもに合うかどうかは、一度体験してみてくださいね!
- 学研の体験学習に行きました!
- 我が家も卒園後に、春の無料体験学習に行ってみましたが、プレイルームとは違う環境にとまどい、入会には至りませんでした。一緒にプレイルームで習っていたお友達は、1年生の2学期から学研教室に通い始めたので、卒園後にゆっくり考えてもいいでしょう。
家庭学習(市販ドリル・通信教育)
小学校低学年の間は、まだ親が勉強を教えることができるので、家庭学習で乗り切ることもできます!
「通信教育」や「市販ドリル」も検討してみてはいかがでしょうか?
「小学ポピー」は問題が難しすぎず、子どもが継続しやすい工夫がたくさんあるので、おすすめです!
「小学ポピーのおためし見本」は無料で取り寄せできて、しつこい勧誘もありません。1ヶ月だけのおためし入会もできますよ。
【まとめ】学研プレイルームに通わせて本当に良かった!
- 一般的な学習にしては費用は高め
- 送迎の時間がないのでワーママにも最適な習い事!
- 先生との相性次第で、学習レベルが上がる!
最初習い始めるときは、幼児期に年間にすると「9万円の習い事代」を払ってまで通わせる必要があるのかわかりませんでした。
「学研プレイルーム」に通ってみると、日々上達する字の書き方や計算の速さに驚くことが増えました。
小学校入学後、花丸をもらってきたひらがな帳を見て、習わせて良かったと心から思いました。
花丸をもらえるのはクラスで数人だけなので、小学校の勉強に自信がついたようです!
学研プレイルームは、小学校入学に向けての基礎学習のため、「入学前の準備」として、慣れた環境で、学習習慣を身につけるのに最適な習い事だと、自信をもっておすすめします!
園内での習い事のため、春ごろに体験の案内がありますが、担当の先生に直接連絡すると随時見学もできますよ。
先生との相性もあるので、少しでも興味を持ったら、ぜひ見学や体験してみてくださいね!