「小1の壁」は、ワーママの勤務時間や学童待機児童問題だけではありません!
そのひとつが交友関係。
今までなら、園庭でお友達とちょっと遊んでから帰ったり、親同士で休日に遊ぶ約束をしたりすることもあったでしょう。
小学生になると、子ども同士で放課後に遊ぶ約束をします。
でも、中には放課後友達と遊ばないと、イジメや仲間外れにされていないか心配になることもあるでしょう。
実際は、放課後遊ぶお友達がいなくても大丈夫です!
学校生活を楽しんでいる様子なら、放課後は、家でゆっくり過ごしたい気持ちを受け止めることも大切だからです!!
この記事では、「現代の小学生が放課後に遊べない現状」と、親はどこまでサポートしたらいいのかを紹介します。
「放課後遊ぶ友達がいない」本当の理由
親世代のわたしたちは、小学校低学年の間は、放課後に校庭で遊んだり、近所のお友達と遊んだりした記憶がないでしょうか?
でも、現在の子どもたちを取り巻く環境は、大きく変わっています。
- 遊ぶ場所が少ない
- 近所に友達がいない
- 共働きが増えた
- 習い事が多い
- 不審者や事故の心配
実は、放課後遊ぶ友達がいないのではなく、放課後遊べないといった現状があるのです!
遊ぶ場所が少ない

- 近所の公園
- 友達の家
- 学校の校庭
- 公共施設(児童館・学校内の放課後事業)
「近所の公園」も、最近では遊具が減り、ボール投げは禁止といったルールがある地域もあります。
子育て世代が多く住む街だと、公園遊びできますが、現実は、クレームなどもあり、昔ほどのびのび遊べる近所の公園は減っています。
また小学校の校庭も、低学年の間は使用禁止の学校が多いようです。
大人の目が届く「友達の家」や、指導員さんがいる「児童館」や「学校内の放課後こども教室」なら安心の遊び場ですが、毎日利用できるとは限らないでしょう。
近所に友達がいない
同じ町内や同じマンションのお友達と遊ぶことが理想ですが、少子化の影響で、同じ歳のお友達が近所にいるとは限りません。
また仲が良いお友達と校区が一緒でも、小学校と反対方向では、距離の問題で遊べないでしょう。
共働きが増えた

わたし自身も扶養内パートで働いているため、週3〜4日は学童保育を利用しています。
下校後は、自宅に帰らず、そのまま学童保育に向かいます。
夕方16時〜18時ごろまで預かる方がほとんどのため、放課後は学童内でお友達と遊びます。
習い事が多い

学童を利用していない自宅に帰る子どもも、放課後は習い事で忙しいです。
- スポーツ系(サッカー・野球・スイミング・体操)
- 武道系(空手・柔道)
- 運動系(体操・ダンス・バレエ)
- お勉強系(学習塾・英会話・そろばん・プログラミング)
- 芸術系(ピアノ・お習字)
実際に、お友達がしている習い事を書き出しただけでも、たくさん出てきました。
今では習い事をしていない子どもは、周りにほとんどいません!
しかも、習い事1個だけでなく、2.3個かけもちしている小学生はたくさんいます。
不審者や事故の心配
今の世の中、不審者や事故が心配で、子供だけで外で遊ばせないようにしている家庭もあります。
不審者だけでなく、近所の人が起こす事件があると心配になってしまうことは、仕方がないのかもしれませんね。
「放課後友達と遊ばない」時の過ごし方
放課後遊べないといった現状に困っているわけではないのに、お友達と遊ばない場合はどう過ごしているのでしょうか?
- 家でゆっくり過ごす
- 家で自由に遊ぶ
- 親も同伴で外遊びに行く
それぞれの過ごし方を紹介します。
家でゆっくり過ごす

放課後遊ばない理由に「疲れているから」ということもあります。
小学校に入ると45分授業でずっと椅子に座ったまま勉強したり、様々な性格のお友達との関わりがあったりして、小さいながらに、実は疲れています。
また重いランドセルを背負って登下校するだけで、意外と体力を使うのです!
帰宅後にわざわざ遊びに出かけるより、家でゆっくり過ごして休息したいなら、その気持ちを受け止めてあげましょう。
家で自由遊びする

家で「自由に遊びたい」という理由もあります。
ゲームだったり、レゴやプラモデルなどの作品作りだったり、絵を書くことだったり、子どもによって様々です。
学校から帰ってきてからは、自分の好きなことをする時間や家族で遊ぶ時間を作ってあげると、大きくなってから、才能が芽生えるかもしれませんね。
宿題もしないで、ゲームのやりすぎは禁物ですが…w
親も同伴で外遊びに行く

保育園や幼稚園なら、園庭でお友達とちょっと遊んでから帰ることもあったでしょう。
同じように学校から帰宅後に、一緒に公園等に出かけてみてはいかがでしょうか。
案外、お友達を見つけると一緒に遊び始めるということもありますよ!
実際にわたしも、小学1年生の間はずっと、娘と一緒に公園に行きました。
特に約束はしていなくても、公園ではたいてい誰かが遊んでいます。結局、見守りするだけになりますが、まだひとりで行かせることが心配な間は、一緒に行った方が安心でした。
小学2年生になってからは、ひとりで遊びに行くことも増えましたが、必ずGPSBoTを持たせて、居場所が分かるようにしています!
放課後遊ぶ友達はどうやって作る?

放課後遊ぶ友達を見つける方法は3つあります。
- 親同士が約束する
- 親同伴で遊ぶ
- 子ども同士で約束する
同じ保育園や幼稚園の卒園の場合は、親同士連絡を取って、放課後に遊びに行くこともできるでしょう。
実際に未就学児の弟妹がいる場合は、「下の子も一緒に公園に連れ出したいから」という理由で約束する場合もあります。
でも、ゆくゆくは、「子ども同士で約束をさせる」ことをおすすめします!
子ども同士で約束するメリット

放課後に遊ぶ友達を見つけることは、子どものコミュニケーションの力になります。
親同士で約束してしまうと、「友達を誘う」「友達に誘われる」という体験を奪ってしまうことになるのです!
友達と約束するときは・・・
- 「誰と」
- 「何時から何時まで」
- 「どこで遊ぶ」
この3つの約束をできるかどうかを、学ぶ機会になります。
もちろん小学生の約束は、守れないこともあります。
習い事の時間を忘れていたり、どこで遊ぶか覚えてなかったりして、来ない時もあります。
小学生あるあるで、本当によくあります(笑)
そんな時でも、「約束を破ったら、悲しい気持ちになる」ということを体験し、「約束したら守ること」を教える大切な機会でもあるのです。
男女で遊ぶ友達に違いもある!
一般的に女の子は、仲の良い同じグループの友達と遊びます。
対して、男の子は、同じ目的の友達(サッカー・鬼ごっこ・ゲームなど)と遊びます。
「今日は〇〇ちゃんが学校休んでいたから、(放課後)遊ばない。」
「鬼ごっこで遊ぶって言ってたから、今日は(放課後)遊ばない。」
といった理由が、約束できるようになると、でてくるかもしれませんね。
【まとめ】放課後遊ぶ友達がいなくても大丈夫!

- 現代の小学生は、放課後に遊べない現状がある!
- 疲れていたり、家で自由に遊びたいといった理由もある!
- 子ども同士で約束できるまで、見守ることも大事!
放課後遊ぶ友達がいないと、イジメや仲間外れにされていないか、コミュニケーション力が不足していないのか、心配になることもあるでしょう。
でも、実際に、楽しく学校生活を送っているのであれば心配はいりません。
放課後にお友達と遊ぶより、家が大好きで、ゆっくり過ごしたいなら、子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。
また親同士が連絡を取って遊ぶこともできますが、
子ども同士で約束できるまで、見守ることも大事です!
“放課後遊ぶ友達を見つける”という単純なことでも、「友達を誘う」「友達に誘われる」という体験や、約束の仕方を学ぶ大切な機会でもあるのですよ。
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