産後すぐからワンオペ育児だったため、寝かしつけはもちろん、お風呂ですら一人でしなければいけませんでした。
睡眠時間は少しでも確保したい!と思っていたところ、「ジーナ式」と呼ばれるネントレを妊娠中に知り、本を読んで新生児の頃から始めてみました。
すると、
生後3ヶ月で夜間授乳は1回に、生後8ヶ月で19時以降夜通し寝ることができるようになったのです!
ジーナ式ネントレをすると、たくさんのメリットがあります。
- 夜泣きをほとんどしない
- 夜通し(11時間)寝る
- 添い乳なしで寝かしつけの時間が少ない
- 起きている時間は、機嫌がいい
- 睡眠リズムだけでなく、授乳時間などの生活リズムも整う
…とはいえ、低月齢の頃は試行錯誤しました。
おたすけアイテムもいろいろ使いました。
たとえうまくいかない日があっても、ネントレを続けていれば、早い時期から、本当に夜通し寝てくれるようになるのです!
この記事では、「ジーナ式ネントレ」の内容とスケジュール実践記録、低月齢のおたすけアイテムを紹介します。
>>>すぐに「低月齢のおたすけアイテム!寝かしつけグッツ」を見る
「ジーナ式ネントレ」とは、眠る習慣を作る育児法
ネントレ(ネンネトレーニング)は、赤ちゃんがひとりでスムーズに眠る習慣を作る育児法です。
中でも、ジーナ式と呼ばれるネントレは、赤ちゃんの月齢に合わせて、生活スケジュールが分刻みで細かく決められています。
こちらが、“ジーナ式”と呼ばれる本です。
赤ちゃんが朝までぐっすり眠ってくれたら、と切に願う親は少なくないだろう。
王室はじめ多くの著名人家庭で乳母として働いた経験をもとに著者の確立したメソッドに従えば、夜泣きのひどい赤ちゃんもすぐに夜通し眠るようになる。
Amazon書籍紹介ページより
その後2020年に、ジーナ式の改訂版の書籍も発売されました。
初版の内容に、質問や相談が追加された内容になっています。
「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」は、翻訳した書籍ため、読みにくいし、一日のスケジュールがわかりにくい!
出産当時は、便利なアプリがなかったので、自分でエクセルの表を作っていました。
今は、アイコンタップするだけで記録できるアプリをダウンロードしておくと便利ですよ!
シンプルな機能でサクッと記録できる「ベビレポ」は、忙しいママにもぴったりです。
ジーナ式ネントレの特徴
- 寝る部屋と起きている部屋を分ける
- 寝室は暗く&夜間授乳は薄暗い照明で
- 昼寝の時間を調整し、昼に寝かしすぎないようにする
- 日中に一日の必要な母乳(ミルク)量を与える
- ベビーベットでひとり寝の習慣をつける
つまり、朝昼晩3食食べて、夜にはしっかりと睡眠をとるという基本習慣を、赤ちゃんにも教えていくという方法です!
「ジーナ式ネントレ」スケジュール実践記録
産後すぐ、ゆるく始めた「ジーナ式ネントレ」
生後3ヶ月で「夜間授乳は1回」に、生後8ヶ月で19時以降一度も起きずに「夜通し眠る」ようになりました!
生後1週のスケジュール
出産後、産院では母子同室は最後の2日間だけ。
産院に言われた通り、最初は赤ちゃんが泣いたら授乳していました。
まずは、ネントレの基本「昼と夜の区別」を教えるため、朝にはお日様の光をカーテン越しに浴び、夜8時には暗くして、わたしも一緒に寝るという習慣から始めてみました。
生後2~4週のスケジュール
7時 | 起床&授乳① |
9時 | 授乳② → 朝寝 |
11時 | 授乳③ |
12時 | 昼寝 |
14時 | 授乳④ |
16時 | 夕寝 → 授乳⑤ |
17時 | お風呂 |
18時 | 授乳⑥ |
19時 | 就寝 |
夜間授乳3回(22時・2時・5時) |
ジーナ式では、この頃から授乳回数は6回ですが、そんなに母乳が出る方ではなかったので、「平均9回」。
夜間は少し足りないのかすぐ目が覚めていたので、18時と22時に母乳のあとにミルクを50ml程度足したら、3時間ほどまとめて寝てくれました!
まだジーナ式のスケジュールに乗るのが難しく、うたた寝しては寝れずに泣く、なだめてる間に次の授乳時間ということが多かったです。
- 生後2~4週の夜間授乳について
- 正式にはジーナ式の夜間授乳は21時、0時、3時です。
就寝後、19~22時に3時間しっかり寝ていたので、夜間授乳回数3回を守りつつも、少しずらして過ごしていました。
生後4~8週のスケジュール
7時 | 起床&授乳① |
9時 | 授乳② → 朝寝 |
11時 | 授乳③ |
12時 | 昼寝 |
14時 | 授乳④ |
16時 | 夕寝 → 授乳⑤ |
17時 | お風呂 |
18時 | 授乳⑥ |
19時 | 就寝 |
夜間授乳2回(22時・3時) |
生後1ヶ月から、外出するようになりました。
午前中に散歩や買い物してる間に、抱っこひもの中でいつの間にか朝寝するパターンが定着。
子どもの飲める量が増えたのに、わたしの母乳が追い付かず(涙)
就寝前だけでなく、昼寝前にも100mlのミルクあげて、授乳回数は平均7回です。
寝かしつけも時間がかかることが多く、どうしても寝なかったので、おしゃぶりを試していました。
>>>わたしが試した「低月齢のおたすけアイテム!寝かしつけグッツ」を読む
生後8~12週のスケジュール
7時 | 起床&授乳① |
9時 | 朝寝 |
11時 | 授乳② |
12時 | 昼寝 |
14時 | 授乳③ |
16時 | 夕寝 → 授乳④ |
17時 | お風呂 |
18時 | 授乳⑤ |
19時 | 就寝 |
夜間授乳1回(3時) |
生後8週目に入り、やっとジーナ式スケジュールに近い時間で過ごせるようになりました!
本には、「22時最終授乳で朝まで夜通し寝る」と書いてるのですが…
我が家の姫様は22時には起きずに、いつも夜中の3時に起きてしまいました。
19~3時までの8時間寝てくれたので、子どもに合わせて、仕方なくわたしがその時間に寝ることにしました。
- 【ジーナ式ネントレ失敗談】
- 本当は、早めに夜間授乳のずれた時間を修正していれば、夜中に起きることはなかったのかもしれません。ある意味、ジーナ式のスケジュールの素晴らしさを感じました。
翌月には夜通し寝る日が増えるのですが…、寒い冬に夜中起きるのはつらい!少しずつ夜間授乳を22時に修正していきました。
生後3・4ヶ月のスケジュール
7時 | 起床&授乳① |
9時 | 朝寝 |
11時 | 授乳② |
12時 | 昼寝 |
14時 | 授乳③ |
16時 | 夕寝 → 授乳④ |
17時 | お風呂 |
18時 | 授乳⑤ |
19時 | 就寝 |
夜間授乳なし。または1回 |
生後13週目(生後3ヶ月)にして、ついに19時ごろから朝まで11時間寝てくれました!
ただ22時に起きたり、朝5時に目が覚めたりとすることがほとんどで、昼間の授乳の量や遊んだ時間によっても変わってくるようでした。
この頃には母乳も軌道にのり、完全母乳。
でも、子どもが夜中起きなくなった代わりに、母乳を搾乳しないと漏れてしまうことが起きてしまい、結局、わたしは朝までゆっくり寝ることができないということに…(悲)
生後4~6ヶ月のスケジュール
7時 | 起床&授乳① |
9時 | 朝寝 |
11時 | 授乳② |
12時 | 昼寝 |
14時 | 授乳③ |
16時 | 夕寝 |
17時 | お風呂 |
18時 | 授乳④ |
19時 | 就寝 |
夜間授乳なし。または1回 |
この頃からお風呂の前の振り分け授乳をなしにしたので、一日の平均授乳は「5~6回」です!
いつもの授乳の時間に、ミルクや夜中に搾乳した母乳を50-100ml追加しないと、長時間寝ないようになったのですが、寝返りができた成長期が原因だったようです。
ミルク量が増えたことにより、う○ちの量も増えてオムツの背中側から漏れてしまいました。
そのため、生後5ヶ月でおまるデビュー!「オムツなし育児」を開始しました!!
【関連記事】
>>>「2歳でトイトレ完了!生後5ヶ月からの「おむつなし育児」実践記録」
生後6~9ヶ月のスケジュール(離乳食期)
7時 | 起床&授乳① |
9時 | 朝寝 |
11時半 | 離乳食&授乳② |
12時 | 昼寝 |
15時 | 授乳③ |
18時 | お風呂 |
18時半 | 授乳④ |
19時 | 就寝 |
夜間授乳なし。または1回 |
生後6ヶ月(離乳食1回)
重い腰をあげて、生後6ヶ月から離乳食を開始!
ゆっくり始めたおかげか、ごはんに興味を示してパクパクと食べる(笑)
授乳回数は変わらず「5~6回」でしたが、生後半年になり、生活リズムが整ってきたので、ネントレの育児日記は書くのをやめました。
朝寝が長ければ昼寝を短めに、昼寝が短い時は、夕方ちょっと寝てもOKという、臨機応変にできるようになったからです!
また、どんなに日中のリズムがガタガタになっても、「19時には必ず寝る!」という素晴らしい習慣が身につきました。
生後7ヶ月(離乳食1回)
7時 | 起床&授乳① |
10時 | 朝寝 |
11時半 | 離乳食&ミルク200cc |
12時 | 昼寝 |
15時 | ミルク180cc |
18時 | お風呂 |
18時半 | 授乳② |
19時 | 就寝 |
夜間授乳なし。または1回 |
この頃から、小規模保育園に行き始めました。
授乳回数6回のうち2回をミルクに変更。
保育園でたくさん遊ぶので、昼寝もしっかり1時間半寝るようになりました!
生後8ヶ月(離乳食2回)
7時 | 起床 |
7時半 | 離乳食&授乳① |
11時半 | 離乳食&ミルク180cc |
12時 | 昼寝 |
15時 | ミルク160cc |
18時 | お風呂 |
18時半 | 授乳② |
19時 | 就寝 |
生後8ヶ月には、完全に夜間授乳はなくなりました。
たとえ、朝方目が覚めて泣いても、抱っこしてトントンしてしばらくしたらすーっと寝たので、その日を境に「夜間授乳」は卒業!
1歳以降のスケジュール
7時 | 起床 |
7時半 | 離乳食 |
11時半 | 離乳食 |
12時 | 昼寝 |
15時 | おやつ |
19時 | お風呂 |
19時半 | 牛乳150cc |
20時 | 就寝 |
1歳の誕生日に断乳し、約1ヶ月かけて哺乳瓶&ミルクも卒業しました!
朝寝がなくなるのは、本によれば1歳3ヶ月~1歳半ですが、活動量や体重にもよるでしょう。
我が子は、もともと身長体重共に成長曲線のはみ出すほどの大きめ女子だったので、1歳0ヶ月で朝寝は不要になりました。
小規模保育園のお迎えが17時に変わったため、就寝時間は少し遅くなりましたが、20時前から翌朝7時までぐっすりです!
「ジーナ式ネントレ」をやってて、本当に良かったです!
「ジーナ式ネントレ」メリット&デメリット
ジーナ式ネントレには、主に3つのメリットがあります。
- 親の自由な時間が増える
- スケジュールの予定が立てやすい
- 赤ちゃんがひとりで寝られるようになる
親の自由な時間が増える
ネントレの習慣ができると、お昼寝は2時間程度、19時就寝後は自分の時間が持てます!
産後すぐからワンオペ育児だったため、赤ちゃんが寝た後は、放置していた家事をすることが多かったです。
でも、ベビーモニターつけておけば、ゆっくりお風呂に入り直したり、ブログを更新したりSNS見たりすることもできました。
夜にひとりの自分の時間が持てるのは、ジーナ式やって本当に良かった一番のメリットです!!
スケジュールの予定が立てやすい
赤ちゃんの気ままな睡眠リズムに、振り回されることがありません!
しっかり寝たお昼寝後の機嫌のいい時間(14時以降)に、外出したり友達を家に呼んだりすることができます。
遠くからわざわざ会いに来てくれた友達や親戚に「寝ててごめんね。」と言ったことは一度もなく、ご機嫌に遊んでいる写真がたくさん残っています。
ひとりで寝られるようになる
ジーナ式は、授乳や抱っこで眠る習慣にはさせません!
また添い乳といった飲ませながら、寝かせる方法もしません!!
寝る時間と食べる時間(授乳)をしっかり分けて教えます。
赤ちゃんがおっぱいがないと寝られないということがないので、ママの睡眠時間確保と身体への負担が少なくて済むのです!
最初、低月齢の時は抱っこでゆらゆら、背中をトントンして、寝かしつける時期もありましたが、
ネントレの習慣ができてからは、ベットに寝転がったら、15分以内に眠ってくれたので、すごく楽になりました。
ジーナ式ネントレのデメリット
ジーナ式ネントレをしているからこその悩みで、スケジュールにのらないという問題が出てきます!
理由は、月齢によってあります。
ミルク量、活動量、子どもの体重、排泄、外的要因…、
子どもに合うものをひとつひとつ試していくしかありません。
でも、「スケジュール通りにきっちりしなきゃ!」と神経質になりすぎないようにすることも重要だったと、今にになって思います。
低月齢のおたすけアイテム!寝かしつけグッツ・アプリ
睡眠リズムが整っていない生後3ヶ月までの間は、寝かしつけに試行錯誤で本当に苦労しました。
わたしが試したアイテムや便利なグッツはこちらです。
- エイデンアンドアネイの「おくるみ」
- ピジョンの「おしゃぶり」
- 遮光カーテン(遮光ライナー)
- ベビーモニター
- 育児アプリ
エイデンアンドアネイの「おくるみ」
ミノムシみたいに手足が動かないように、写真のように「おひなまき」という巻き方をして使っていました!
おくるみをで包むと、低月齢期の手足がビクッとする「モロー反射」で、起きてしまうことを防ぎます!
秋生まれだったので、布団をかけずミノムシのままで寝ていました(笑)
残念ながら、足の動きが活発になってからは使えませんでした。
ネントレのアイテムとしては短かったのですが、その後、ブランケットとして使えたので購入してよかったです!
ピジョンの「おしゃぶり」
何をどうしても寝なかったので、試しにおしゃぶりを使ったところ寝ました!
ただおしゃぶりが外れると起きてしまうので、完全に寝入るまでは、そっと手で押さえていました(笑)
その後、指しゃぶりできるようになったら、おしゃぶりは使わなくなったので、この「Sサイズ」だけです。
おしゃぶりは、歯並びに影響があると言う方もいますが…、
低月齢期のお助けアイテムとして重宝したので、試してみる価値はありますよ!
遮光カーテン(遮光ライナー)
暗い部屋(薄暗い部屋)に行ったら眠るということを、しっかり体感で教えることは必要です。
泣くだけしかできない赤ちゃんでも、ちゃんと分かってくれます。
わざわざカーテンを買い変えるのは「もったいないなぁ」と思う方におすすめ!
カーテンの裏地に取りつける「遮光ライナー」でも、効果がありましたよ。
ベビーモニター
ジーナ式は、「ベビーベットで寝かしつけ」が基本スタイルです。
寝室で赤ちゃんひとりを寝かしておくため、ベビーモニターを購入。
安心してお昼寝中も家事したり、就寝後にゆっくりお風呂に入り直したりすることができました!
最近では、zoomのグループ機能を使う裏技もあります!
寝室にパソコンカメラをオンにしてzoomを起動し、別室でスマホ画面から確認するという方法です。
でも、子どもが寝ているときにパソコンは使えません。
「ベビーモニター」の方が、実家に帰省の時などに持って行くのにも便利です!
また、1歳過ぎてからでもお昼寝時に使うことができるので、個人的には「ベビーモニター」の方をおすすめします。
育児アプリ
- アプリで授乳・睡眠のスケジュールを管理
- ネントレの悩みも子育て相談できる
- アイコンタップで簡単
育児系のアプリをダウンロードしておくと、スマホでさくっと記録できるので便利です。
1週間分の記録をグラフでまとめてみることができるので、スケジュールにのっているのか確認ができますよ。
無料のアプリなので、育児記録が続けやすいか、ダウンロードして試してみてくださいね!
【まとめ】ジーナ式で育った子供は、今・・・
母乳は粉ミルクより消化がいいため、夜通し寝る時期は、完ミや混合派よりも遅いです。
海外より日本の子どもは小柄なので、スケジュールが合わない時は、一つ前の月齢を試してみるといいでしょう。
低月齢期は、スケジュールがのらなくて悪戦苦闘するかもしれませんが、ひとつひとつ考えられる理由を試していくと、次第に泣いている理由がわかるようになります。
それが、子育てであり、親になるということなのでしょうね。
ジーナ式で育った娘は、現在、小学生になりました。
生活リズムが整っているおかげで、トイレトレーニングも早く2歳でおむつはずれができました。
もちろん今は、夜寝れば朝まで起きません。「早く起きなさい!」というほどです(笑)
出産当時は世間でも流行っていなくて、ネントレしているのは少数派。
2007年に発売された書籍「ジーナ式ネントレ」は、今も昔もメゾットは変わりません。
スケジュールに従って、睡眠を中心とした生活リズムを整えてあげるだけで、赤ちゃんが毎日泣く時間が減り、夜もぐっすり寝てくれるようになります。
ジーナ式ネントレを続けていると、必ず夜通し親子で眠れる日がきっときますよ。
\ジーナ式ネントレ公式本!/