“おむつなし育児”について知ったきっかけは、妊娠中に図書館でみかけた本です。
「おもしろそう!だけど、できるかな?」とちょっと心配で、結局、娘がおすわりができるようになった生後5ヶ月から始めました!
はじめに書きますが・・・
「おむつなし育児」をしたからといって、オムツはずれが早くなるというものではありません!
排泄コミュニケーションであって、トイレトレーニングとは違うものです!!!
でも、生まれてからずっと紙おむつだけだと、トイレに入ることすら怖がる子どももたくさんいます。
ゆるくでも「おむつなし育児」を実践していると、小さいなりにトイレで排泄をするということは理解できていたようです!
そして、娘がやる気になってから!?は、2歳でトイトレ完了することができました!
おむつなし育児には、たくさんのメリットがあったので、わたしと娘の実践記録とあわせてご紹介します!
トイトレとは違う!?「おむつなし育児」とは
「おむつなし育児」と聞くと、「おむつを外して垂れ流しで・・・」と想像されがちですが、実際はそうではありません。
「なるべくおむつの外で自然に排泄させる機会をつくる育児」と言う方がより正しいでしょう。
おむつなし研究所「おむつなし育児とは」
「おむつなし育児」とは、別名EC(Elimination Communication=排泄コミュニケーション)といい、排泄を通じて、赤ちゃんとコミュニケーションを取ることが目的です。
そのため、なるべくおむつの外(おまるやトイレ等)で「排泄させる育児」を、おむつなし育児と言います。
6ヶ月からの赤ちゃんにおすすめの「おまる」
我が家で使用したのは、2種類のおまるです。
- ベビービョルンのおまる
- コンビの3ステップ補助便座
「ベビービョルン」
おすわりできた間もないころは、赤ちゃんを支えて排泄しやすいという口コミを見て、このタイプにしました。
実際に身体を支えやすく、このおまるで何度も成功しました!
洋式便座の子ども用のような形なので、1歳過ぎたあと、支えなしでも自分から座りやすいです。
1歳以降歩き始めたら「 コンビの補助便座」
ベビービョルンのおまるも良かったのですが…
1歳以降に歩き始めると落ち着かなくなってしまったので、補助便座に変更しました。
コンビの3ステップ補助便座は、おまるとしては使わなかったのですが、“トイレの補助便座”と“洗面台用のステップ”として利用するのにちょうどよかったです!
「おむつなし育児」のメリット&デメリット
おむつなし育児には、3つのメリットがあります。
- 布おむつ派はもちろん、紙おむつ派も楽になる!
- トイレトレーニングの予行練習になる!
- 赤ちゃんの排泄リズムや健康状態を知ることができる!
布おむつ派はもちろん、紙おむつ派も楽になる!
布おむつ派の大変なことは、なんといっても「お洗濯」です。
でも、紙おむつ派だって、おむつから、おしっこやう○ち漏れると大変!
紙おむつを捨てるだけのはずが、洋服全部着替えなければいけなくなり、大量の洗濯物ができてしまいます。
「おむつなし育児」が順調にいくと、余分な洗濯することが減り、エコにも節約にもつながります。
トイレトレーニングの予行練習ができる!
“赤ちゃんだから失敗して当然”という、ゆるい気持ちでできます。
失敗も許せるし、オムツはずれの年齢に焦ることもありません。
トイレトレーニングの予行練習ができるだけでなく、余裕をもってできて楽しいことがポイントです!
赤ちゃんの排泄リズムや健康状態を知ることができる
一日に何度も排泄があっても、紙おむつだと分からないことが多いでしょう。
おむつなし育児すると常に気にかけるので、「そろそろトイレかな」という感覚が鋭くなります!
普段と排泄リズムが違うと、ちょっとした体調の変化にも気づくことができるのです!
「おむつなし育児」のデメリット
「おむつなし育児」のデメリットは、失敗すると掃除が大変なことと、トイレを気にかける時間的余裕が必要なことです。
でも、0歳や1歳ではなく、2歳頃から始まるトイレトレーニングの時期はもっと大変です!
(つまり、子育てはいつでも大変w)
「排泄」教えるタイミングはいつでもいいのですから、トイレで笑って喜べる時期に“おむつなし育児”をはじめてみませんか?
生後5ヶ月からの「おむつなし育児」実践記録
生後5ヶ月から、ゆるく始めた「おむつなし育児」から、最終的に2歳11ヶ月でトイトレ完了しました!
- 0歳(順調なスタートからの、おまるイヤイヤ期突入)
- 1歳(おまるを変更したり絵本作戦したりの試行錯誤の日々)
- 2歳(絶賛イヤイヤ期と格闘しながらも、ついにトイトレ完了!)
生後5ヶ月
「おむつなし育児」を始めたきっかけは、授乳量が増えて、う○ちがオムツから漏れるようになってしまったからです。
洋服全部を着替えするようなう○ち爆弾が投下されることが増え、ついに、ベビービョルンのおまるを購入し、「おむつなし育児」を開始!
まずは授乳後におまるに座らせてみると
見事、う○ちをキャッチ!あの日の感動は忘れられません(笑)
その後、母乳をあげたあと、おまるに座らせてみることを始めてみました。
生後6ヶ月
母乳やミルクを飲んだ後、10分以内におまるに座らせると、ちゃんとトイレすることが一日に平均3回!
本に書いていた通りに“オムツ替える前におまるにささげてみる”という感覚で続けていました。
そして、外出先や実家の洋式便座でもできるようになりました!
実家の洋式トイレでも成功し、わたしの親もビックリ!
証拠写真を妹に撮ってもらいましたw
生後8ヶ月
おむつなし育児を始めて2ヶ月間、順調でした。
でも、つかまり立ちができるようになった「身体の成長」に合わせて、立った姿勢のままの“たちう○こ”を覚えてしまった愛娘(笑)
また京都から神戸に引越したため「環境の変化」もあり、おまるを全面拒否!
ここから8ヶ月間の“おまるイヤイヤ期”に入りました。
(育児はそううまくはいかない…笑)
1歳0ヶ月
「補助便座ならできるかな」と思い、コンビのおまるを購入しました。
ちょっと間は座るけど、すぐに覚えたての言葉「だっこ!」を連発!!
ほとんど座ってもくれませんでしたが、出なくても1日1回は連れていきました。
正確には、わたしがトイレする時についてきたともいう。…そして、トイレットペーパーで遊ぶw
1歳3ヶ月
相変わらずおまるイヤイヤ期を継続していましたが、言葉をたくさん覚えたので、トイレに入ることは嫌がりませんでした。
わたしがオムツでしたう○ちを処理する様子を見て
便器に入れて「ぽちゃん!」
自分でトイレのレバーをひいて「(お水が)ジャー!」
「(う○ちに向かって)バイバ~イ」と楽しんで!?いました。
1歳4ヶ月
布おむつだけでなく、紙おむつで、おむつなし育児をゆるく実践していたので
トレーニングパンツ(トレパン)を購入しました!
濡れた感じが嫌になるかなと期待したものの、たとえビチョビチョに濡れていようとも泣きもしない・・・
当時のEテレ「いないいないばぁ」で、♪ワンツーパンツ―という歌がありました。
テレビのおかげで、パンツだとは理解したらしく、「ぱんちゅ~ぱんちゅ~」とトレパン振り回して楽しそうでしたw
1歳6ヶ月
絵本が大好きな娘に、今度は、トイレの絵本作戦!
「ノンタン おしっこしーしー」と「ひとりでうんちできるかな」の2冊を購入!
\おすすめのトイトレ絵本!/
補助便座に座ったまま(笑)、絵本読み聞かせすること3日目。
つ・い・に!!
補助便座でおしっこすることに成功!
なぜかついでに、う○ちも出た!!!!!!
褒めるより先に、笑いと歓喜で抱きしめてしまいました!
この日を境に、自分からトイレに行くことも増えて、絵本作戦は大成功しました!!
1歳11ヶ月
2歳の誕生日を前にして、“う〇ちだけ”トイレでできるようになりました!
お腹が痛くなるのがわかるようになったのでしょう。
ちゃんと「トイレ行く~」と自分からトイレに行きます!!
う〇ちだけでもトイレでしてくれるようになり、ほんと助かりました!!
出ても出なくてもトイレに行けたら、“ご褒美シール”を貼るようにしたことも効果があったようです。
2歳誕生日過ぎて
2歳0ヶ月
完全にう〇ちがトイレでできるようになり、おしっこも・・・と思っていたところ、季節は冬へ。
寒いのでトイレ時間の間隔が変わり、頻尿にもなったこともあり
失敗も増えると「トイレ行かない!ちっち出ない!!」とイヤイヤ期再発・・・
いつの間にかおむつなし育児がトイレトレーニングに変わっていました(笑)
2歳6ヶ月
家でのトイトレだけでなく、心強い「小規模保育園」でのバックアップがあり、一日中、トレパンで生活することが多くなりました!!
まだまだお昼寝中のおもらしや、ぐずった時に間に合わないこともありますが、ほぼトイトレも完了に近づいてきたかなという2歳半です!
でも、なぜか外出先でのトイレは「怖い」と言うので、長時間の外出は紙おむつ。
家のトイレの方が落ち着くのは分かるけど…不思議(笑)
2歳10ヶ月
家でも保育園でも、自分からトイレに行くことが増え、失敗もめったにしないので“お姉さんパンツ”デビュー♪♪
このまま寒い季節に入っても、トイレに行ってくれることを願いつつ…(笑)
好きなキャラクターのパンツを買って、やる気を高めました!
2歳11ヶ月
つ…ついに、昼のトイレトレーニング完了!
3歳2ヶ月(完全終了!)
念のためにつけていた夜のおむつもはずして、完全にトイレトレーニング完了!!
…でも、ちょっと心配なので、こちらの防水シーツを購入しました(笑)
【まとめ】紙おむつ派のゆるい「おむつなし育児」でもOK!
- 0歳から始めると、トイレという空間を怖がらない!
- 成功すると、オムツ交換や洗濯の手間も省けて親は楽で、子どもは快適!
- おむつなし育児でオムツはずれが早くなりやすい!
生後5ヶ月から、紙おむつでおむつなし育児を実践していました。
一歳からは、小規模保育園に通っていたので、帰宅後や週末を中心にトイレに連れて行くだけです!
生まれてからずっと紙おむつだけだと、トイレに入ることすら怖がる子どももたくさんいます。
ゆるくでも「おむつなし育児」を実践していると、小さいなりにトイレで排泄をするということは理解できていたようです!
トイトレに移行して、やる気になってからは、完了までとても早く、安心して年少クラスに入ることができました。
「排泄」を教えるタイミングはいつでもいいけど、赤ちゃんでも教えることができます。
トイレで笑って喜べる時期に、「おむつなし育児」を始めてみることは、親子のコミュニケーションのひとつとしておすすめですよ!
\参考にした本はこちら/