子供が小学校に入学してから、少し慣れてきた頃に出される宿題。
先生から「家で宿題の丸付けと、間違った問題をやり直しをお願いします。」と言われてびっくりした方もいるのではないでしょうか。
娘が小学3年生になる我が家も、仕事から帰ってから、毎日宿題を丸付けしています!
学童保育に通っているので、音読以外の宿題は学童でしてくるのですが、間違えた問題を直すことが本当に大変!
お互いに疲れているときは、ただでさえ夕方の家事で忙しいのに、「なんでわからないの!?」とイライラすることもありました。
「楽しい宿題の丸付け方法」を、試行錯誤しながらも実践したことで、帰宅後の時間が穏やかに過ごせるようになったのです
この記事では、丸付け方法や分からない問題の対策方法を、体験談と共に解説します。
宿題の丸付けがスムーズにできると、親子の楽しい勉強時間に変わりますよ!
「小学1年生」子供のやる気を引き出す宿題の丸付け方法
楽しい宿題の丸付け方法を知ることで、子供が機嫌よくなり、勉強へのやる気がアップします!
具体的に、今すぐ実践できる丸付け方法を5つご紹介します。
ひとつでも褒める
まずは、机に向かって宿題をしようとした意志を褒めるだけでもOK。
- 「宿題頑張ってるね。」
- 「今日も宿題できたね。」
小学校や学童で疲れて帰ってきて、さらに、宿題をしただけでも素晴らしいのです。
でも、早く終わらせて遊びたい&ゲームしたいからと、汚い字で仕上げることもあるでしょう。
全部綺麗に書いてほしい気持ちは、ぐっとこらえて、「○という字が綺麗に書けてる!」と、ひらがなや漢字一文字だけでも褒めることが大切です。
間違いはバツにしない
子供はいつだって100点とって親に褒められたい!
テストでなくても、宿題でも同じです!
丸付けをするときに、バツやチェックマークは書いてはいけません。
間違えた問題は、「そのまま」or「・」を書いておいて、訂正したら丸をつけて100点にしてあげましょう。
たとえ宿題であっても、バツがひとつもないだけで、子供は機嫌よく過ごせるのです。
- 【我が家の失敗談】宿題で泣く
- 1年生の1学期に何も考えずに、計算ドリルに「✕」をつけたら、娘が号泣。
宿題のお直しをしないし、機嫌も悪くなって大変!しかも、一度赤鉛筆で書いたものは消えません。必死で赤鉛筆のバツを消しました(笑)
青鉛筆は使わない
学校によっては、間違えた問題を青鉛筆を使って丸を付ける場合がありますが、家での宿題はすべて赤鉛筆でOK!
青丸だと、たとえお直しして100点になっても、「赤じゃない…」と子供のテンションが下がってしまいます。
すべての解答は、赤鉛筆で答え合わせしましょう。
褒め言葉を添える
実際に、小学1年生の担任の先生が、おけいこちょうの宿題に書いてくれたアイデアです。
丁寧な字で書いたら、先生に“すばらしい”と書いてもらえたことに娘は大喜び。
宿題のノートやプリントの端っこに、誉め言葉を書くことはおすすめです!
- 「すごい!」
- 「すばらしい!」
- 「グッド!」
- 「がんばったね!」
ノートの宿題に限らず、計算プリントの点数の横にも書いてみてくださいね。
花丸を可愛くデコレーション
宿題の丸付けにはルールがないので、子供が喜ぶ花丸をつけてあげましょう。
- 大きな花丸
- 花丸+葉っぱ
- ニコニコ顔の花丸
プリントにいっぱいに大きな花丸を書いたり、可愛い花丸にしたりことで「勉強できた!」という子供の自信につながります。
我が家では宿題がお直しができたら、「○○の花丸書いて~!」とリクエストするようになりました^^
花丸イラストは、「小学ポピー」のアイデアを使っています。
紙教材中心の月刊ポピーでは、“今月の花丸イラスト”を紹介しているので参考になりますよ!
「小学1年生」宿題のわからない問題の対策とやり直し方法
親が丸付けするときにイライラしないためには、わからない問題や子供が答えを間違えた時のフォローが大切です。
宿題をただ丸付けするだけなら、5分もかかりません。
間違えた問題をやり直しさせるのが、一苦労なんですよね。
「宿題のわからない問題の対策とやり直し方法」を5つご紹介します。
間違えたことに怒らない!
宿題は、間違えてもOK!
「間違い・わからない = 悪いこと」ではなく、「100点に近づいた」ととらえることが大切!
全部正解で花丸したらおしまいなら、親も丸付けは楽ですよね。
でも、子供も間違えたくて間違えた訳でもないし、わからないから空欄のままにしているのです。
「なんでそこ間違える!?」「何回教えなきゃいけないのよ!」という気持ちは、心の中だけにして(笑)怒らずに根気よく教えましょう。
同じ間違いでも繰り返し直すことで、本当の学校のテストでは100点を取ることができますよ。
子供と一緒に調べる
「漢字がわからない」「計算の解き方を忘れた」程度なら、教科書やドリルに答えは載っています。
教科書で習ったページを見てみたり、漢字ポスターから正解の漢字を探すゲームをしたりして、一緒に調べてみましょう。
小学3年生になると辞書を引くことも学びます。
答えが分からなければ、自分で調べてみるという練習にもなりますよ。
問題文をわかりやすくする
問題を読まなければ、考えることもしないで、あきらめてしまっていませんか?
何行にわたって書いてある文章問題は、見ただけでもモチベーションが下がってしまう子供がいます。
文章問題になるとわからない場合は、頭の整理が上手くできていないだけかもしれません。
- ゆっくり問題文を読んであげる
- 文章の答えになる段落を囲む
- 問題の重要な文に下線を引く
答えになる文章のところだけ、ヒントを与えることで解けることもありますよ!
やり直しできたら褒める
宿題のやり直しやわからない問題を解くことができたら、言葉で褒めることが大切!
点数の横に「誉め言葉を添える」「花丸を可愛くデコレーション」などを使って、さらに子供のやる気を高めてもOK。
「わからない」→「わかった!」→「やればできる!」と、勉強に自信がつきます。
宿題を完成させるという達成感は、親に褒められることでも感じることができるのです。
勉強の教え方を「通信教育の解説」で親も学ぶ
正解を教えても「わからなーい!」と言われたときに、小学生に伝わるように教えることは本当に大変です!
宿題の答えだけ見ても、“どう説明すればよいか”、親も分かりません。
紙教材の通信教育は「答えと解説」が充実しているので、小学校の勉強の教え方まで学べます。
特に「小学ポピー」は学校の授業にあわせて、先取り学習や復習をさせたい子供におすすめ!
教科書に沿った内容の教材が送られてくるので、授業にあった家庭学習ができ、予習復習やテスト対策にぴったりです。
ポピーの「答えと手引き」には、親が子供にわかりやすく、勉強の教える方法や、たのしく関わる工夫が書かれています。
紙教材だからこそ、答えが充実しているので、勉強の教え方にも役に立ちますよ。
【関連記事】
>>>「【小学生】通信教育は意味ない?月刊ポピーと市販のドリルの違いを解説 」
「小学生の宿題」親が丸付けいつまで?低学年までがベスト!
小学校低学年(1~3年生)の間は、宿題の丸付けが必要です。
でも、仕事や家事などで、親も忙しいのに、勉強をずっと見ることは大変!
少しずつ子供の自主性に任せていくことも大切です。
親が丸付けする4ステップ
- 【第一段階】
親がすべて丸付けする
- 【第二段階】
子供が丸付け&チェックのみ
- 【第三段階】
宿題したかどうかの確認
- 【最終】
子供を信じてすべて任せる
子供の性格や学習状況に応じて、段階的に「自分で丸付けできる」ように教えていくことがポイント!
高学年になるまでに、宿題を管理できるようになると、ひとりで学習計画を立てられるようになるでしょう。少しずつステップアップすることで、親の丸付けの負担がなくなりますよ!
最初から子供に任せない!
最初から、子供自身に丸付けさせると、宿題の答えを丸写ししたり、答え合わせを適当にして、全部丸にしてしまうこともあります。(実際に、学童でお友達が宿題の答えを写していたそうです…笑)
宿題の丸付けを親がするメリット
令和の小学校では、丸付けはもちろん、間違えた問題を訂正して提出する学校が増えています。
小学校の先生から「宿題の丸付け」をお願いする理由は、主に3つ。
- すぐに間違いを直すことで、学力アップにつながる
- 保護者に、子供の勉強の理解度を知ってほしいため
- 親子のコミュニケーション向上のため
宿題の丸付けをすることは、子供にとっても親にとってもメリットがあります。
また休み時間や残業をして、ひとクラス30人分の答え合わせをしなければいけない先生の負担を減らす目的もあるでしょうね。
【まとめ】宿題の丸付けは、大切な親子の時間になる
- 丸付けを義務と思わず、子供が楽しくなる丸付けをする
- わからない問題&やり直しは、子供と一緒に学び考える
- 宿題をフォローすることで、大切な親子の時間になる
小学校低学年の親が勉強を教えられるうちは、丸付けする時間が大切な「親子のコミュニケーション」になります。
でも、帰宅後のわずかな時間で、宿題を丸付け・やり直しすることはとても大変です!
イライラを少しでも減らせるように、「楽しく丸付けする工夫」や「問題を一緒に考え、やり直す方法」をぜひ試してみてくださいね。
宿題の丸付けがスムーズにできると、親子の楽しい勉強時間に変わりますよ!