わたしは33歳の時に結婚、のちに妊娠、35歳のときに子どもが1歳になってから、社会復帰しました。
産後のブランクは2年でしたが、早く働きたかったもののすごく不安だったことを今でも覚えています。
もともと正社員で働いていた職場に、時短社員として戻るのとは違い、子育てしながら就活して、新しい環境で働くのは本当に大変!
迷わず「扶養内パート」から始めることをおすすめします!
わたしの経験談が、これから社会復帰したい方の参考になれば嬉しいです。
ママが社会復帰する3つのメリット

- 収入が増える!
- 社会とのつながりができる!
- 子どもの世界が広がる!
収入が増える
なんといっても、一番の理由は収入が増えることです!
専業主婦の場合、自分のお小遣いを生活費からもらっていない方も多いですし、家のお金を使うことに抵抗を感じる方もいるでしょう。
(家事に子育てに毎日頑張っているのに!)

実際にわたしもそうでした…。
友達と過ごすランチ代や美容室・洋服、化粧品など、そんなに贅沢はしていなくても、独身時代に働いた貯金から捻出すると、残高は減る一方。
月に数万円の収入があるだけでも、「自分のお小遣い」だけでなく、「家計の足し」にもできるし、「老後や教育費のための貯金」もできるのです!
日々の暮らしに少しでも余裕ができると、未来の心配も減ります!!
社会とのつながりができる
小さい頃の子どもとの時間を取り戻せないように、出産後の若い時代も今だけです。
わたし自身“○○ちゃん○○くんのお母さん”で終わる人生は嫌で、子どもとずっと二人きりで過ごしていると、「ママ以外の自分の居場所を作りたい」ととても人恋しくなる時期がありました。
短時間でもパートに出ると、大人と普通の話ができるだけでとても新鮮な気持ちになります!
子どもの世界が広がる

一般的に幼稚園は3歳になる年少クラスから入るため、それまでに仕事をしようと思うと保育園に入ることになります。
また幼稚園でも、最近では共働き世代が増えたため、通常時間(9~14時)を延長した“預かり保育”もしているところが多くなっています。
子どもにとって、親以外の大人(先生)や友達と過ごす時間は、幼い年齢でも様々な価値観や遊びにふれることは、とても良い刺激になります。
困ったことがあると、いつでも先生に相談できる環境にあることも、子供を預けて仕事に出て良かったと思うことのひとつです!
ちなみにトイレトレーニングの時期は、小規模保育園に通ってたおかげで、3歳の誕生日が来る前に無事にオムツ卒業できました。
先生方のサポートほど心強いものはありません!
扶養内パートをおすすめする3つの理由

扶養内パートおすすめする理由は、主に3つあります。
- 仕事と家事子育てを両立させるため
- 幼い子どもとの時間も大事だから
- 核家族やワンオペ育児は思っている以上に大変だから
仕事と家事子育てを両立
わたしが子どもを小規模保育園に預けて働き始めたのは、1歳0ヶ月の時。
小さいうちは、何かと手がかかるので、家庭と両立できる範囲を考えたときに勤務時間が短いパートを選びました。
午前中に家事と晩御飯の準備をしてから、保育園に預けて仕事して、帰宅してから、晩御飯とお風呂と明日の用意と寝かしつけ。
言葉にすれば簡単ですが、子どものペースに振り回され、思う通りにいきません!
1歳はまだ寝てくれる方です。2歳のイヤイヤ期や3歳の自我が芽生える時期も大変です!!
親も子どもも新しい生活リズムをつかむためにも、仕事は短時間から始める方が、心も体も徐々に慣れていくでしょう。
子どもとの時間も大事

子どもが親と一緒に遊んだり楽しく過ごせるのはあと何年かな…とふと考えます。
小学生になると、放課後や休日に友達と約束して勝手に遊びに行くようになってしまうでしょう。
子どもと遊ぶことも今だけだと思うと、仕事がない平日に、お出かけしたり公園に行ったりすることは、ちょっと(!?)しんどくても、子どもが大きくなるともう二度と味わえない大事な時間なのかなと思います。
いくら可愛い我が子でも、ずっと毎日一緒で、子ども中心の生活は正直しんどくて当たり前!
短時間や週3日程度の勤務でも、少し子どもと離れる時間があると、仕事のない一緒に過ごす時間はずいぶん楽に感じるはずでしょう。
核家族やワンオペ育児は大変
勤務時間を増やして働くには、周りの協力は不可欠です!
我が家の場合は、旦那さんは片道通勤1時間半かかるフルタイムの正社員。
そのため、平日は朝から晩までワンオペ育児。
実家も近くではないため、祖父母も頼れない。
日々の子どもの送り迎えはもちろん、病気や怪我のときは急に仕事を休まなくてはいけません。

社会復帰した年は、月に1度は保育園から熱が出たと呼び出しの電話がありました。
そして、もちろん翌日はお休み。
仕事を休んだ日数のお給料は減りますが、正社員よりパートの方が、重要な責任ある仕事を任されることが少ない分、まだ気が楽でした。
年収103万円以下の扶養内パートがおすすめな理由

扶養内パートといっても、6種類の年収の壁があります。
年収の壁の103万円は、短時間パートの多くの人が働いている年収です。
具体的に年収103万円以下というのは、約月収8万円。時給1000円の場合、4時間勤務の週4日程度です。
年収103万円以下なら、給料から住民税が引かれますが、税金や保険料で大きく手取りが減ることもありません。
また、旦那さんの会社の社会保険に入ることができるので、社会保険料(健康保険・厚生年金)の支払いが免除になります。
そして、旦那さんの会社から「家族手当」が支給されている場合は、配偶者の収入が年収103万円(または130万円)までと決まっていることが多いため、年収103万以内の働き方がおすすめです。
わたしの社会復帰経験談
わたし自身、産後の社会復帰の不安もありましたが、出産前は社員や管理職などもしていたため、学生以来のパートという職業になることに抵抗がありました。
責任のない仕事などはないのですが、なんだかランクが落ちたような気がしたのです。
でも、実際に働いてみると違いました!
独身時代のようにバリバリ一流企業で働くことができなくても、
家庭と両立しながら、自分の無理のない扶養内パートで楽しく働く方が、社会とのつながりもでき、パートだからこそ新しい仕事にも挑戦することができたのです!
仕事内容にも慣れ、自分も子どもも生活リズムが整ってから、仕事量やシフトを増やして年収の壁を越えることは、あとからでもできます。
専業主婦から社会復帰するときには、いろいろ不安があると思います。
今までの価値観やブランクの長さ、子どもが病気の時の対応、家庭と両立できるかなど心配はつきませんが、ワンオペ育児でも働いてみればなんとかなりました!
“できるハードル”は小さくしてみると案外怖くなくなるものですよ。
【まとめ】専業主婦から新しい自分になるために!

- 収入が増えるだけでなく、親も子も社会のつながりができる
- 家事子育てと両立しながら働きやすい
- 病気などの急な休みに対応しやすい
- 税金や社会保険料の負担がなく、扶養内の恩恵受けられる
「扶養内パート」なら、様々なメリットがあります。
勤務時間や日数が短いため、最初は「ちょっとお試しで働いてみよう」という気持ちで、社会復帰してもよいのではないでしょうか。
「ワーキングママ」としての新しい自分になるために、あなたも一歩踏み出してみませんか?